※何かを習慣化したいとき読んでください
何かを習慣化するのはとても難しいです。
突然「これがしたい!」と思い立って何かを始めたはいいものの、気づいたらなんで始めたかもわからない…なんてこともよくあると思います。
僕も何度もそんな経験がありました。
YouTubeで見たギターの弾き語りに憧れ、勢いでギターを買ったは良いもののすぐやらなくなりました。
買うときには「絶対にこの曲やあんな曲をカッコよく弾いてやる!と意気込んでいたのに、いつの間にかそんな熱い感情すら忘れていたんです。
みなさんも同じような経験が一度はあるのではないでしょうか。
なので今回は、この難しい「習慣化」についてオススメの方法をお伝えしたいと思います。
目標達成率を3倍にするIf-Thenプランニング
いきなりご紹介しますが、物事を習慣化したいなら「If-Thenプランニング(イフゼンプランニング)」がオススメです。
イフゼンプランニングは、簡単に言えば「AをしたときにBをする」ということをあらかじめ決めておくだけ。
わかりやすい例で言えば、「朝起きたらまず部屋を掃除する」とかですね。
たったこれだけのことで、習慣化できる確率が格段に高まります。
ポイントは「AをしたらBをする」ことをセットにしておくことです。
人間には、「Aの状況になればBという行動を起こす」ことが遺伝子に組み込まれています。
例えば「どう猛な動物が襲ってきたら逃げる」とか「食べ物があったら食べる」ように、人が無意識のうちに「Aの時Bをする」ということを行なっています。
これは昔、人が生きていくために必要な行動をわざわざ脳で考えないようにした為です。
特に外敵から逃げる時などは「逃げようかな」とか考えている間に普通に手遅れになりますからね笑
そのような人間の特徴をうまく利用してやろうというのがイフゼンプランニングなんです。
このイフゼンプランニング、かなりの数の研究結果が効果が絶大であることを証明しています。
ある調査によると、特に習慣化するのが難しいとされている「運動の習慣化」のジャンルに置いて、目標達成率が3倍になったという結果があります。
他にも、物事をやるかやらないかで判断する際に使われる「効果量」というものがあるのですが、その数値がなんと0.65〜0.99という異常なまでの数値を叩き出しています。
基本的に効果量が0.3を超えるとやる価値があり、0.5を超えるとやらない手はないレベルに効果が出るとされているんですが、一般的に効果が高いと有名な瞑想でさえ0.34なので、イフゼンプランニングの効果が著しいことはお分かりいただけたでしょうか。
イフゼンプランニングは実際にやるとわかるのですが、「やるかやらないかを考える」という段階がかなり少なくなるイメージです。
例えば僕の場合、「朝起きて、水を飲んだら本を読む」というイフゼンプランニングがあります。朝起きてから「何から始めようか」と次にする行動に悩むこと自体が減りました。
なぜなら「本を読む」選択肢しかないからです。基本的に昔から朝起きて、歯を磨いたりした後に水を飲むのは無意識にやっていたことでした。なのでそれとセットにすることで「本を読む」ところまでひとくくりにする作戦です。
なのでみなさんもやってみる時は、普段から無意識的に行っている、すでに習慣になっているものに紐付けて「新しい習慣化したい内容」をイフゼンプランニングに設定するとはるかに成功率が上がると思います。
効果が高く、やらないだけで損をしているとまで言われるイフゼンプランニング、ぜひ試してみてください!!