関関同立への最短の道

今までの3時間の勉強時間を30分に。部活引退後からでも遅くない、現役生のための勉強法。

悪い癖を今日からやめる方法

悪い癖は、どんな人でも1つや2つ持っているものです。

 

やらなくてはいけないことを後回しにしてしまう、二度寝、ダイエット中のつまみ食い…

 

あげればきりがありませんが、これらの対策としては非常にシンプルです。

 

それは望まない未来の自分を細かく想像すること。

 

説明に入る前に、まず人の良くない性質について2つだけお話します。

 

「人は未来を軽視する」という傾向があることが確認されている

 

これはみなさんかならずと言っていいほど経験したことがあると思うんですが、誘惑に負けるとき、ほぼこの「未来を軽視する」状態に陥っています。

 

例えば「ダイエットをするぞ!」と意気込んでいたのに、お腹が空いてお菓子を食べたくなり、誘惑に負けたとします。

 

その時に、「お菓子を食べる幸福感」と、「お菓子を食べずに痩せることができる未来」を比べて、前者の方に価値がある!と脳が判断したときにお菓子を食べるわけですよね。

 

冷静な時にこの2つを比べて、ダイエットをしている人が「お菓子を食べる」ことを選択するわけがありません。

 

つまり、誘惑にかられているときに人は「今現在」に重きを置いてしまうわけです。

 

その結果、3ヶ月後になってお菓子を食べた自分を思い出して、「なんであんなことしたんだ」と後悔する。これが1つ目の性質です。

 

②人は未来の自分を過大評価する傾向にある

 

プリンストン大学の心理学者であるエミリー氏は次のような実験を行いました。

 

・ケチャップと醤油を混ぜた液体を学生たちに可能なだけ飲んでくれ、と依頼

 

・その際、学生たちを「5分後に飲む」グループと「次の学期で飲む」グループで分けた

 

・結果は、5分後に飲むように依頼されたグループは平均して「スプーン2杯なら飲める」と答え、次の学期に飲むように頼まれた学生たちは「スプーン4杯以上は飲める」と答えた

 

この結果から、人は未来の自分を過大評価し、将来の自分ならもっとたくさんのことができると考えることが分かります。

 

勉強の計画を立てるとき、少し無茶な計画を立てがちなのはこの心理的な性質が働いています。

 

 

このように、これら2つが課題を後回しにする、誘惑に負ける、などの主な原因になり得ることが分かりました。

 

なのでこれらに対抗する策として、意味的未来思考をおすすめします。

 

これは単純なもので、未来の自分がいまの自分を見たらどう思うか、逆算することです。

 

冒頭で述べたように、「望まない未来の自分を細かく想像する」ことが大切になります。

 

たとえば、ダラダラとYouTubeをみて、勉強をまったくせずに何もしていない自分を「この生活を送った結果どうなるんだろう」と、10年後の自分をできるだけ詳細に想像します。

 

その後、その10年後の自分がいまの自分を見てどう思い、どう感じ、何を言うかまでも考えます。これも細かく想像できればできるほど効果的です。

 

このようにすることで「今だらだらすることで得られるもの」と「将来的にどうなるか」を比べたとき、前者の方に価値を感じてしまうことを防げます。

 

「避けたい将来」をこと細かに想像することで、未来を軽視するという人の傾向を変えてしまうわけです。

 

さらに、未来に過度に期待してしまっている自分に、「そんなうまくいくわけないだろ!」と喝を入れることもできます。

 

この方法では、誘惑に負けている自分に対してサーッと血の気が引いていくような感覚になり、かなり焦ります。

 

想像力があればあるほど良いのですが、最初はなくても大丈夫です。何回もやっていれば想像力は上がり、勝手に効果も高まりますからね。

 

課題や勉強を後回しにしそうになったとき、誘惑に負けそうになった時はぜひ使って見てください!!