関関同立への最短の道

今までの3時間の勉強時間を30分に。部活引退後からでも遅くない、現役生のための勉強法。

覚えている内容は、覚えているうちに復習するな

みなさんこんにちは、Daikiです。

 

今回は、勉強のテーマとも言える「暗記」についておすすめの方法をお伝えしたいと思います。

 

突然ですが、あなたは暗記が得意ですか??

 

ここで自信を持って「得意です」と答えられる方はもう読まなくても大丈夫ですが、ほとんどの方はそうではないと思います。

 

そこで、今日はみなさんが陥りがちな間違った暗記法と、科学的な根拠のある正しい勉強法をお伝えしたいと思います。

 

・「覚えた内容は忘れてはいけない」という間違った常識

 

よく間違われがちなのが、「一度覚えた内容は忘れてはいけない」ということです。

 

授業で先生が生徒を当てて、生徒が間違えたりすると「昨日やったとこなのにもう忘れたのか!」と怒られたりしますよね。

 

僕が受験生のとき、塾で何度もこういったことを言われてその度に落ち込んだものです。

 

「授業は真面目に受けているはずなのに、なんでたった一晩たっただけで忘れてしまうんだろう…」と。

 

さらには、もし自分が答えられなかった問題を周りの友達が難なく答えてしまうときなどは、自分の頭が悪いんじゃないかとまで疑ってしまう始末です。

 

何度かこういったことが続いてしまうと勉強そのものに対して苦手意識を持ってしまい、劣等感から余計に結果が出づらくなってしまいます。

 

生徒にそんな風なことを思わせる先生も悪いですが、「一度学んだことなんだから一度で覚えろ」というイメージがついてしまっているのがさらに問題です。。

 

ですがこのようなことを言われて傷つく必要なんて全くないです。

 

科学はこんなことは言っていませんから。

 

さて、話を戻します。何かを暗記したいときに必要なのは、脳に「これは生きるために必要な知識なんだ」と思わせることです。

 

脳にこういったことを思わせるには、「忘れかけた頃に復習する」というのがベストです。

 

忘れかけたタイミング、もしくはほぼ忘れてしまったタイミングで復習をすることによって、脳が「これだけ思い出そうと必死になるんだったら、この知識は生きるために必要なものなんだ」と勘違いします。

 

このタイミングで記憶は短期記憶から長期記憶へと移動するんです。

 

もちろん、これも一度で完璧に長期記憶に移動するわけではありませんが、忘れる前に復習して短期記憶を繰り返すよりかはよっぽど効率的です。

 

さらに、何か新しいことを学びたいと思った場合、新しい事柄を自分に身近なものと絡めて覚えてあげると覚えやすくなります。

 

カラーバス効果(青色のバスがよく通るなと思った瞬間、青色のバスがそれまでより目につきやくなるようなこと)にもあるように、身近なものを記憶のトリガーにしてしまうことで、「思い出しやすく」するんですね。

 

記憶を長持ちさせるには一回忘れてしまうという逆転の発送ですが、だから子を知っていると他人よりかなりリードできます。

 

普通に勉強だけしている人がこの考え方に至るにはかなり無理がありますから笑

 

ぜひこの機会に試してみてくださいね!

 

 

集中力は無限にあるという勘違い

集中力は、何をするにも必要な力です。

 

勉強や仕事はもちろんのこと、スポーツやゲームなどでも集中力を使っています。

 

さて、その集中力ですが、あなたは無限にあるものと思っていませんか??

 

これは集中力というものに形がないからそう見えてしまうだけです。

 

1日に使える集中力には限りがあり、ある程度本気で集中したあとは疲れてろくな思考ができなくなります。

 

それもそのはず、もともと人は集中力が長続きしないようにできています。

 

自然界では、なにか一つのことに没頭することはタブーとされているからです。

 

たとえば自然界で、食べれるものを見つけて食べていたとします。もしこの食事中に自分の外敵が現れたとしても、「食事」に全力で集中しきっていたら気づけませんよね。

 

ですがたとえ食事中でも、必要最低限の注意を周囲に払えていればすぐに外敵に気づけます。

 

このように、「集中力が長続きしない」というのは、動物が身を守るために行っている本能的なものなんです。

 

ただ、勉強や作業をしているとき、勢いに乗っているとつい「自分すごい!一生集中できてしまいそうだ!」と感じてしまいます。

 

これが夜も続くものだと勘違いし、無茶な計画を立てて夕方には疲れ切ってしまうパターンが多いです。

 

 

なので、集中するにもコツが必要です。

 

まずは、「長時間集中し続けること」をやめましょう。

 

ノンストップで2、3時間勉強を続けた場合、後半は頭への定着率がかなり少なくなります。集中しているつもりでも、脳は疲弊しているからです。

 

実際にトップレベルのプロヴァイオリニストは、1日に長くても4時間半以内の練習時間が多いらしいです。

 

こう聞くとかなり少ないように感じますが、実はこれはかなり理にかなっています。

 

それは「ウルトラディアンリズム」と呼ばれる生活リズムが人にはあるから。

 

睡眠中にレム睡眠とノンレム睡眠があることはみなさんご存知ですか?

 

睡眠が90分間の周期で眠りの深さが深くなったり浅くなったりすることです。

 

実は集中力のジャンルにも、集中力の強い90分間とそうでない20分間のサイクルがあることが分かりました。

 

これをウルトラディアンリズムと呼ぶのですが、活かさない手はありません。

 

ウルトラディアンリズムを上手く使うには、90分間は1つのことに専念して、他は「捨てる」覚悟を持つこと。

 

たとえば、本を読むと決めた90分間はLINEが来ても無視しましょう。

 

こうすることで1つのことに集中力を1点投下することができ、効率はアップします。

 

 

そして、我々人間ができる最高のパフォーマンスというのがは、「小さい集中を繰り返す」ということ。

 

課題をするための時間が余分にあると、それに応じた結果を出そうとしてかえって成果が悪くなったり、期限までに間に合わなかったりしますよね。

 

これをパーキンソンの法則といって、仕事は時間のあるかぎり伸びていくというもの。

 

時間があると様々な選択肢が頭に浮かび、それをあーだこーだと考えるうちに脳が疲れます。結局、期限に間に合わなかったり、質が本来よりも落ちたりしてしまうんです。

 

そういう面からも、ウルトラディアンリズムを使った90分周期の勉強は良いんです。実際に大学でも採用されていて、授業は1コマ90分間になっています。

 

変に時間を長く見積もらずに、90分で1ジャンルを終わらせるつもりで勉強しましょう。

 

長く感じたら、1課題につき30分で区切る、なんかも良いですよ。

 

このように、集中力は有限で、いかに上手く使うかにかかっています。

 

普段、勉強を時間で全く区切らずにぼんやりした時間が多いなという方は、ぜひ「集中力を細切れにする」ことを意識してみてください!!

 

 

悪い癖を今日からやめる方法

悪い癖は、どんな人でも1つや2つ持っているものです。

 

やらなくてはいけないことを後回しにしてしまう、二度寝、ダイエット中のつまみ食い…

 

あげればきりがありませんが、これらの対策としては非常にシンプルです。

 

それは望まない未来の自分を細かく想像すること。

 

説明に入る前に、まず人の良くない性質について2つだけお話します。

 

「人は未来を軽視する」という傾向があることが確認されている

 

これはみなさんかならずと言っていいほど経験したことがあると思うんですが、誘惑に負けるとき、ほぼこの「未来を軽視する」状態に陥っています。

 

例えば「ダイエットをするぞ!」と意気込んでいたのに、お腹が空いてお菓子を食べたくなり、誘惑に負けたとします。

 

その時に、「お菓子を食べる幸福感」と、「お菓子を食べずに痩せることができる未来」を比べて、前者の方に価値がある!と脳が判断したときにお菓子を食べるわけですよね。

 

冷静な時にこの2つを比べて、ダイエットをしている人が「お菓子を食べる」ことを選択するわけがありません。

 

つまり、誘惑にかられているときに人は「今現在」に重きを置いてしまうわけです。

 

その結果、3ヶ月後になってお菓子を食べた自分を思い出して、「なんであんなことしたんだ」と後悔する。これが1つ目の性質です。

 

②人は未来の自分を過大評価する傾向にある

 

プリンストン大学の心理学者であるエミリー氏は次のような実験を行いました。

 

・ケチャップと醤油を混ぜた液体を学生たちに可能なだけ飲んでくれ、と依頼

 

・その際、学生たちを「5分後に飲む」グループと「次の学期で飲む」グループで分けた

 

・結果は、5分後に飲むように依頼されたグループは平均して「スプーン2杯なら飲める」と答え、次の学期に飲むように頼まれた学生たちは「スプーン4杯以上は飲める」と答えた

 

この結果から、人は未来の自分を過大評価し、将来の自分ならもっとたくさんのことができると考えることが分かります。

 

勉強の計画を立てるとき、少し無茶な計画を立てがちなのはこの心理的な性質が働いています。

 

 

このように、これら2つが課題を後回しにする、誘惑に負ける、などの主な原因になり得ることが分かりました。

 

なのでこれらに対抗する策として、意味的未来思考をおすすめします。

 

これは単純なもので、未来の自分がいまの自分を見たらどう思うか、逆算することです。

 

冒頭で述べたように、「望まない未来の自分を細かく想像する」ことが大切になります。

 

たとえば、ダラダラとYouTubeをみて、勉強をまったくせずに何もしていない自分を「この生活を送った結果どうなるんだろう」と、10年後の自分をできるだけ詳細に想像します。

 

その後、その10年後の自分がいまの自分を見てどう思い、どう感じ、何を言うかまでも考えます。これも細かく想像できればできるほど効果的です。

 

このようにすることで「今だらだらすることで得られるもの」と「将来的にどうなるか」を比べたとき、前者の方に価値を感じてしまうことを防げます。

 

「避けたい将来」をこと細かに想像することで、未来を軽視するという人の傾向を変えてしまうわけです。

 

さらに、未来に過度に期待してしまっている自分に、「そんなうまくいくわけないだろ!」と喝を入れることもできます。

 

この方法では、誘惑に負けている自分に対してサーッと血の気が引いていくような感覚になり、かなり焦ります。

 

想像力があればあるほど良いのですが、最初はなくても大丈夫です。何回もやっていれば想像力は上がり、勝手に効果も高まりますからね。

 

課題や勉強を後回しにしそうになったとき、誘惑に負けそうになった時はぜひ使って見てください!!

※何かを習慣化したいとき読んでください

何かを習慣化するのはとても難しいです。

 

突然「これがしたい!」と思い立って何かを始めたはいいものの、気づいたらなんで始めたかもわからない…なんてこともよくあると思います。

 

僕も何度もそんな経験がありました。

 

YouTubeで見たギターの弾き語りに憧れ、勢いでギターを買ったは良いもののすぐやらなくなりました。

 

買うときには「絶対にこの曲やあんな曲をカッコよく弾いてやる!と意気込んでいたのに、いつの間にかそんな熱い感情すら忘れていたんです。

 

みなさんも同じような経験が一度はあるのではないでしょうか。

 

なので今回は、この難しい「習慣化」についてオススメの方法をお伝えしたいと思います。

 

目標達成率を3倍にするIf-Thenプランニング

 

いきなりご紹介しますが、物事を習慣化したいなら「If-Thenプランニング(イフゼンプランニング)」がオススメです。

 

イフゼンプランニングは、簡単に言えば「AをしたときにBをする」ということをあらかじめ決めておくだけ。

 

わかりやすい例で言えば、「朝起きたらまず部屋を掃除する」とかですね。

 

たったこれだけのことで、習慣化できる確率が格段に高まります。

 

ポイントは「AをしたらBをする」ことをセットにしておくことです。

 

人間には、「Aの状況になればBという行動を起こす」ことが遺伝子に組み込まれています。

 

例えば「どう猛な動物が襲ってきたら逃げる」とか「食べ物があったら食べる」ように、人が無意識のうちに「Aの時Bをする」ということを行なっています。

 

これは昔、人が生きていくために必要な行動をわざわざ脳で考えないようにした為です。

 

特に外敵から逃げる時などは「逃げようかな」とか考えている間に普通に手遅れになりますからね笑

 

そのような人間の特徴をうまく利用してやろうというのがイフゼンプランニングなんです。

 

このイフゼンプランニング、かなりの数の研究結果が効果が絶大であることを証明しています。

 

ある調査によると、特に習慣化するのが難しいとされている「運動の習慣化」のジャンルに置いて、目標達成率が3倍になったという結果があります。

 

他にも、物事をやるかやらないかで判断する際に使われる「効果量」というものがあるのですが、その数値がなんと0.65〜0.99という異常なまでの数値を叩き出しています。

 

基本的に効果量が0.3を超えるとやる価値があり、0.5を超えるとやらない手はないレベルに効果が出るとされているんですが、一般的に効果が高いと有名な瞑想でさえ0.34なので、イフゼンプランニングの効果が著しいことはお分かりいただけたでしょうか。

 

イフゼンプランニングは実際にやるとわかるのですが、「やるかやらないかを考える」という段階がかなり少なくなるイメージです。

 

例えば僕の場合、「朝起きて、水を飲んだら本を読む」というイフゼンプランニングがあります。朝起きてから「何から始めようか」と次にする行動に悩むこと自体が減りました。

 

なぜなら「本を読む」選択肢しかないからです。基本的に昔から朝起きて、歯を磨いたりした後に水を飲むのは無意識にやっていたことでした。なのでそれとセットにすることで「本を読む」ところまでひとくくりにする作戦です。

 

なのでみなさんもやってみる時は、普段から無意識的に行っている、すでに習慣になっているものに紐付けて「新しい習慣化したい内容」をイフゼンプランニングに設定するとはるかに成功率が上がると思います。

 

効果が高く、やらないだけで損をしているとまで言われるイフゼンプランニング、ぜひ試してみてください!!

生産性を爆上げする3つの大事なこと

もともと人間は退屈を死ぬほど嫌う生き物です。

 

気づいたらYouTubeを見ていたりインスタを開いていたりしませんか?

 

もししていたとしても、それはしょうがないことなんです。

 

アメリカのある実験が実証していて、何もない部屋でただ15分間、ただ座っていろという実験です。

この実験で被験者は少しの退屈にも耐えられずに、研究者の用意した電気ショックマシンで自分の体に電気を流し始めたそうです。

 

自分の体を痛めつけてまで「退屈」を嫌うのが人間だということはもうご理解いただけたかと思います。

 

ですがこれが大きな罠なんです。

 

人はやることが多ければそれだけで安心しますが、実は生産性を著しく下げています。

 

これにも大きな根拠があるんですが、世界的な統計で分かりました。

 

2015年の労働時間が最も少ないのはドイツで、日本の約80%しか働いていません。ですが生産性の面で言えば、ドイツの方が日本より50%も高いんです。

 

労働時間を増やせば増やすど生産性が下がっていくというなんとも皮肉な結果です。

 

この「長く働けば良いものではない」というのは1950年にはすでにはっきりしていた事実ですが、日本に根付いた「無理をしてでも努力し続けろ」という固定概念はなかなか変わりません。

 

今でも残業が正義とされる会社は多いですし、学校や塾でも居残りさせて勉強させるといった悪習慣は一部で残っています。

 

では一体どのようにすれば生産性を高くすることができるのでしょうか?

 

すでにある程度答えは出ています。

 

①考え方、②行動、③結果

 

この3つを意識することによって、時間に対する生産性を最大に近い状態まで持っていくことができます。

 

①考え方

 

時間をうまく使えない理由として、まずこの「考え方」の部分でずれてしまっている可能性があります。

 

ここがずれていると②と③まで全てが崩れてしまうので、一番大切な部分といっても過言ではありません。

 

みなさんは、やらなくてはいけないことをどれも大切だと感じて全部やりきろうとしていませんか?

 

それがまず間違いです。

 

考え方としては、大事なことはごく少ないもので、何を切り捨てていくべきかを一番に考えていくべきです。

 

例えば勉強でいえば、資格や検定を取りたいと思うときがあったとします。その時に、一度に漢検や英検、簿記の資格を取ろうとするのはダメだということです。

 

この場合であれば1つずつ確実にとっていった方がいいですね。

 

②行動

 

やることをあまり考えずにとりあえず増やそうとしていませんか?

 

これが最初に言った「人は退屈を死ぬほど嫌う生き物」という問題が引き起こす弊害です。

 

基本的にやることが多い方人は安心するので、期限が近いものから順番にやっていって、かつやらなければならないことを増やしたり、人から頼まれたことを引き受けてしまう性質があります。

 

そうではなく、やることを計画的に減らしていくことが重要です。

 

本当に重要なことを見定め、大事なこと以外は断りましょう。

 

自分が今しなくてはいけないことを明確にして、それに全力を尽くすというのが一番効果的です。

 

③結果

 

①と②がうまくいくと、当たり前ですが結果も良い方向に転がっていきます。

 

昔の僕がそうだったのですが、何もかもが中途半端で疲れ切っている、なのに結果があまり出ていないという状態を防げます。

 

質の高い勉強ができ、自分の人生をうまくコントロールしているような感覚になればこちらのもの。

 

充実感を実感できているときは、結果的に生産性もかなり上がっている時です。

 

少し前の記事でも書きましたが、スモールウィンと呼ばれる小さい成功体験がもとになって自信をつけていくパターンが多いです。

 

つまり、

 

充実感が得られるような生活を送れている

→自信がつく

→考え方がポジティブになり、行動力が上がる

→生産性が上がる

 

という良いサイクルを作り出せます。

 

このように、これら3つのことは一連の流れとして、とても大切なポイントです。

 

大事なことはそうそうなくて、「全てできるがあえてやらない」という考え方ができるようになれば大きな進歩なので、この機会に少し意識してみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やる気を起こすのに必要なたった1つのこと

しなくてはいけないことがたくさんあるのに、なかなか手をつけられない…

 

無意識に携帯を触っていて、気づいたら3時間たってた…

 

なんてことよくありませんか?

 

しなくてはいけないことに対してはまったくやる気が出ないのに、遊びやゲームなどにはやる気が満ち溢れる。

 

そんなやっかいな「やる気問題」には脳科学的にしっかりと意味があるんです。

 

一般的に勉強や仕事中に比べて、遊んでいるときの方が「やる気」が高まりやすいことがわかっています。

 

脳には、やる気や意欲を司る線条体という部分があるんですが、遊んでいる時は、ここが活発に活動しています。

 

例えば私たちは、卵を割らずに持つことができたり、1度乗り方を覚えてしまえば、自転車は何も考えずに乗ることができますよね。

 

線条体は、人の無意識的な行動の運動調整に関わっています。また線条体の一部分は、快感に関わるドーパミン神経系と強く結ばれています。

 

つまり、線条体で「無意識的な行動」と「快感」が結びついていて、人は特に意識せず簡単にできることに気持ちよさを感じる。結果的にそれがやる気に繋がっているわけです。

 

簡単にいうと、人は無意識のうちに行動できることにやるきを感じるってことですね。

 

人は活動を始める時、前頭葉が活性化します。でも、やっていることに慣れて上手になってくると、前頭葉の活動は落ち着いて、代わりに無意識的な行動に関係する脳が活動します。

 

つまり、このとき線条体の活動が高まるわけです。勉強や仕事は一生懸命に頭を使うわけですから、なかなか前頭葉が落ち着く暇はありません。

 

その点で、遊びは基本的なことを覚えてしまえばあとは楽しむだけなので、前頭葉の活動はさがっていきます。

 

だから遊びは、他のことに比べて線条体の活動は高まりやすいわけです。

 

勉強や仕事では常に新しい知識や情報を取り入れ、考え、判断することが必要です。

 

でも、たとえばスキーなら、一定の経験を積むことで上手に楽しく滑れるようになりますし、TVゲームに至っては、子供はあっという間にやり方をマスターして楽しんでいます。

 

勉強や仕事よりも、手慣れて上手になる敷居の低い遊びの方が、線条体の活動が高まりやすいんです。

 

「じゃあ結局のところどのようにすればいいの!」と思った方がほとんどだと思います。

 

実は脳がやる気になる1つの方法があります。それはこれからやらなければいけない行動を具体的にイメージすることです。

 

具体的にイメージすると、筋肉に指令を出す「運動野」や運動の計画を立てる「前運動野」の活動が促されます。

 

線条体は運動のコントロールにも関わっていますから、運動野や前運動野が動き出すことで活性化するのです。

 

そこでオススメしたいのがメモでその日の活動を決めてしまうということ。

 

次にする行動を1つずつ細かく書いていくことで次に何をしよう?という迷いをなくし、すぐに行動することができます。

 

ここで大事なのは、これを前日の夜の間にやっておくこと。

 

そして、時間はかけたとしても10分以内にしてください。

 

あまり細かくしようとしすぎるときりがありませんので、ざっくりと明日の1日の行動を書き出しましょう。

 

こうすることで、朝に起きてまず何をしたらいいのかわからない、という状態を防ぎます。

 

みなさん朝起きて、まず携帯を触るという方がほとんどだと思います。

 

正直にいうと朝起きてすぐ携帯を触ることは良くないですが、このような自粛期間中はもうしょうがないです。割り切ってしまいましょう。

 

なら携帯を触ってしまう上でどう生活をよくできるかを考えた方がよっぽど合理的ですからね。

 

そこで、携帯を触ってまず出てくる画面をさっきのメモ画面にしておきます。

 

朝起きて、顔を洗って、水を飲んで、ご飯を食べて、、、というようにやらなくてはいけないことを細かく最初から決めてしまえば、悩むことはありません。

 

だらだらとベッドの上で時間を過ごし、気づいたら昼…なんてことを防ぐのに一番効果的です。

 

目的を持って一度ベッドから起き上がり、体を活動モードにしてしまえさえすれば、そのまま自分がしなくてはいけないことをするのにはそう難しいことではないんです。

 

ですがこの方法にも注意点が1つだけあります。

 

それは、このメモに書いた内容を絶対に守らなくてはいけないわけではないということ。

 

このメモでの主な役割は、だらだらと時間を過ごしてしまうのを防いで、日常に「意識された行動」を増やすのが目的です。

 

前に一度、30分くらいかけて書き出してみたんですが、次の日に1つがずれると全てのやる気が失われたのでおすすめできません笑

 

もちろんメモに書いた内容をしっかりとこなせれば良いですが、守れなかったからといって自分を責めないようにしてください。

 

細かく書くというのがポイントではありますが、めんどくさくならない程度でお願いしますね。

 

 

僕はこうすることでかなり「今、無駄な時間を過ごしてるなぁ」という感覚を減らすことができています。

 

あなたも「意識された行動」を増やして、やる気をあげていきましょう。

 

では、自粛期間をより良いものにできるよう願っています!!

 

 

家で何をすればいいか分からず、焦っている人へ

今、あなたは家で時間をうまく使えていますか??

 

コロナで外出への自粛が行われている今、普段のように遊びに行けなかったり、気軽に外に出ることができずにストレスがたまる毎日だと思います。

 

ですが逆に考えれば、普段は過ごせないような日々を過ごせているはずです。

 

いつもなら学校や塾、部活動などで忙しい方はめったに無いゆっくりした時間を過ごせていることでしょう。

 

ここで皆さんに共通するのは、日中のだいたいの時間を家で過ごすことだと思います。

 

そんな中で「自分は今、頑張れているのだろうか」と思うことはありませんか?

 

普段なら朝から晩まで学校や塾などで忙しかったりすると思いますが、それらも休校になったり休みになったりしていますよね。

 

良く言えば自由な時間が増えたということです。

 

この今しかない「自由な時間」をどのように使えるかが大切なポイントです。

 

人はしなくてはいけない事が減ると、必ず不安になります。

 

今の場合だと、学校や塾に行くことが無くなり、「朝早く起きなくてはいけない」ことや「時間を守って授業を受けなくてはいけない」ということが減りました。

 

そうすると時間を意識することが必然的に減るため、昼前に起きてだらだらと携帯を触り、お腹が減ればご飯を食べに行き、食べ終わればまた昼寝する、というような生活になりがちです。

 

このような生活を送っていると、自分はこのままでいいのだろうか、もっと努力しなければいけないんじゃないか、と焦ります。

 

焦ると人は自分の行動を1から変えようとしますが、基本的に焦りから生まれた行動は良い結果を生みません。

 

焦りからの行動で代表的なものが、机周りの掃除。

 

多くの方が経験したことがあると思います。「さあ勉強するぞ!」と意気込んだのはいいものの机周りが汚いことが気になり、少し片付けると掃除が止まらなくなる…

 

これは典型的な焦りからの行動です。

 

この行動のメカニズムとして、本来しなくてはいけない「勉強」が自分にとって嫌なことだとします。

 

嫌なことはしたくない…でも、何もしないともっと無駄な時間を過ごしてしまう…という心理から、1番手元にあって始めやすい「机周りの掃除」に落ち着いてしまうんです。

 

そして「しなくてはいけないこと」を勉強から掃除にすり替え、掃除が終わると安心してまた休んでしまう、ということですね。

 

これが「焦り」のもたらす良くないところです。

 

これに気づいてから、僕は現状に焦らないために色々なことを試してきました。

 

その結果、1番良かったのは努力しているのは自分だけだと強く思い込むこと。

 

「何を言っているんだこいつは」と思った方もいるかもしれませんが、本当に良い方法なんです。

 

というのも、焦りというのは「周りより自分が劣っているんじゃないか、努力できていないんじゃないか」という周りと比較した時の差のこと。

 

つまり、焦りを無くしたいならこの「周りより自分が下だ」という感覚を無くせば良いんです。

 

具体的に方法を説明します。

 

①今日しなくてはいけないことを3つだけ書き出す。

 

これは、初日はできるだけ簡単なことにしてください。「教科書を5ページ読む」などのほぼ努力している気にならないようなことで良いです。2日目から、徐々に難易度を上げていくイメージですかね。

 

②その日中にその3つを終わらせる

 

①の内容をどれだけ時間がかかっても良いのでその日中に終わらせましょう。3つがおわれば、もう何をしても良いです。ベッドに寝転んでYouTubedでも見てください。

 

③その3つを達成できた自分を褒めたおす

 

①、②が終われば、とにかく自分を褒めましょう。この時は周りを気にせず、ただただ「良くできた!」と思い込むことが大切です。

 

この3つだけです。

 

この3つの行動には、それぞれ意味があります。

 

①では「計画」、②では「実行」、③では「達成感」というように、これら3つを完成させると「成功体験」と同じ結果を生みます。

 

成功体験とは、読んで字のごとく成功した体験のことですが、自分に強く自信を持っている人は、比例して成功体験が多いことがわかっています。

 

つまり、この小さな成功体験を積むことで自分に自信をつけ、「焦り」をどんどん減らしていくというのがこの3つのステップの目的です。

 

これら3つのことを、「成功体験」の仕組みまで知った上で達成しているような友達はまずいないだろ!!と思えれば勝ちです。

 

今しなくてはいけないことを自分で決め、達成し、達成感に身を包まれるということがやる気を最大限にまで引き出します。

 

自分のしなくてはいけないことが良くわからない方や、やらなくてはいけない事があるけど何から始めたらいいかわからない、というような人たちはぜひ試してみてください!!