関関同立への最短の道

今までの3時間の勉強時間を30分に。部活引退後からでも遅くない、現役生のための勉強法。

モチベーションが下がるアンダーマイニング効果

アンダーマイニング効果とは、自分がみずからしたいと思ったわけではなく、ご褒美目的や、他人から無理やりやらされたりすることでやらざるを得なくなった場合にモチベーションがかなり下がってしまう現象のことです。

 

人のモチベーションが上がる理由には大きく分けて2つあります。1つは内発的動機、2つ目は外発的動機です。

 

内発的動機とは、自らが進んでしたいと思ったこと、例えばゲームやボランティアなどです。

 

一方、外発的動機は、頑張ることでお金などの報酬がもらえたり社会的な評価を得ることが目的だったりすることです。

 

つまり、内発的動機は「すること」自体が目的で、外発的動機は「した結果得られるもの」が目的というわけですね。

 

これを勉強で良くあるパターンに置き換えると

 

ある子供が星空に興味を持ち、自発的に理科を勉強していたとします。

それをみていたお母さんが

「あら、自分で勉強していて偉いわね。お小遣いをあげましょう!」

というように、子供にお小遣いをあげます。

 

一見よくあるような場面ですが、この結果、子供はどう考えるでしょう?

 

お母さんには何の悪気もないのですが、子供は勉強したらお小遣いがもらえるんだと考えます。それはそのうち「お小遣いがもらえないなら勉強しない」という結論に達します。

 

勉強の目的が「楽しい」から「報酬」に変わってしまい、報酬なしでは勉強をしない子供になってしまうんです。

 

これは個人的に勉強する場合でも言えます。「この勉強が終わったらチョコをひとつ食べる!」というような、勉強の後に報酬を用意することってよくありますよね?自分も完全にそうでした…笑

 

ですが、これでは長期的にみるとモチベーションを低下させてしまう原因になり兼ねません。

 

なので、勉強をするときはできるだけ内発的動機に基づくモチベーション維持に気をつけましょう。

 

勉強をする上での内発的動機は、「絶対にこの大学に合格したい!」や「試験で80点をとる!」といったものがわかりやすいですね。勉強自体が好きという珍しいパターンももちろんありますが笑

 

とにかく、それらの内発的動機をモチベーションに変えて勉強を頑張って行きましょう!