関関同立への最短の道

今までの3時間の勉強時間を30分に。部活引退後からでも遅くない、現役生のための勉強法。

絶対に忘れなくなる分散学習

分散学習とは、「復習のインターバルを長くしていくテクニック」です。

 

私たちの脳は、前にも話しましたがいったん忘れないことには実践的な知識を蓄えられません。

 

なぜ忘れなくてはいけないの?と疑問に思う方もいると思いますが、もし見たもの全てを覚えてしまっていると、本当に大切な知識を重要な場面で出すことができなくなってしまいます。

 

なのでよっぽどのことがない限りは

 

脳は忘れたがりな器官

 

だと覚えていておいてください。

 

そんな忘れたがりの脳に必要なのが「繰り返す」こと。何度も入ってきた情報には、さすがの脳もこれは大事なんだな、と覚えます。それが長期記憶につながります。

 

なので覚えた知識を使えるようになるには、必ず「忘れる」というステップが必要なのです。

 

そこで覚えたことを忘れるという前提に、1980年代にピョートル・ウォズニアックという研究者が効率の良い学習法を見つけるために実験を行いました。

 

その結果、、、

 

1. 最初の復習は1〜2日後

2. 2回目の復習は1週間後

3. 3回目の復習は16日後

4. 4回目の復習は35日後

5. 5回目の復習は62日後

 

という復習間隔が脳科学的に1番効率が良いことがわかりました。

 

記憶した情報が90%になったタイミングで復習をした場合の設定で、長期記憶に残したい場合はこのインターバルがベストです。

 

ですが忙しい皆さんはここまで細かく調整するのは難かしいと思います。そこで提案するのが1日後、1週間後、1ヶ月後という周期での復習です。

 

これなら比較的わかりやすく、かつウォズニアックが発見した最適のタイミングをできるだけ掴んだ復習ができます。

 

僕も実際に試しましたが、1日後、1週間後、1ヶ月後という3ステップを終えた後には、もう完全に脳に定着して、それに関する問題が出ても瞬殺できるようになりました。

 

しかも、その時の知識は約6ヶ月後の模試でもなんなく解けたため、その時は本当に感動して今でも覚えています。

 

それに個人的な発見なんですが、これを試して結果が目に見えるように表れた教科は英語と社会系の科目です。

 

英語であれば単語と文法、社会系は単語と年号などですね。数学などの「解く」という手順がメインの教科ではこの分散学習は向かないようなイメージですね。

 

復習を3回もすること、さらに1ヶ月かけて、というのは正直かなりめんどくさいです笑

 

ですがこの方法を試すか試さないかで短期記憶と長期記憶かのさはかなり開いてきますし、より細かいことを覚えたい時にはうってつけの暗記法です。

 

この記事を最後まで読んでくれた皆さんは「知識」という武器を他の受験生よりも1つ多く持っている状態です。

 

使わない手はありませんよね!!

 

引き続き、勉強頑張ってください!