関関同立への最短の道

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記憶の定着力が70%UPする驚異の検索練習とは!?

検索練習

 

検索練習とは心理学の用語なのですが、簡単にいえば覚えたい内容をクイズにして頭に定着させる方法になります。

 

単語カードや問題集、テスト、模試など、自分の記憶をちゃんと引き出せるかを試すことです。

 

過去の研究によれば、普通に再読する時と比べて、記憶の定着度が悪くて50%、最大70%も上がることが実証されており、効果が著しいことで有名です。

 

たとえば、受験生の皆さんなら教科書を読むときに使えます。教科書を見開きのページだけ読んで、1回閉じます。次にその読んだ内容を頭の中で思い出してください。

 

思い出すのはそのページで気になったところや大事なところです。「こういう問題の時はこの公式を使って…」というふうに、頭の中で自分が大切だと持ったところを再現するイメージですね。

 

これ、思ったよりも難しいです笑

 

人の記憶は本当に曖昧なもので、一瞬前に読んだ教科書の内容すらろくに覚えられません。なのでたった1ページが覚えられないからと落ち込むのではなく、テストで思い出せない悔しさを今ここで使ってるんだ!と気楽に取り組みましょう。

 

ノートを取るときにも!

 

同じように、ノートを書くときにも使えます。教科書を読んで内容をまとめたい時、そのまま書き写すのではなくて1回目を離し、頭の中で自分の中の言葉に言い換えてからノートに書いてください。

 

教科書の内容を丸写ししている状態だと、脳はほぼ働いていません。自分の頭を1度経由することで頭にも残りやすいですし、ノートを見返したときにも自分の言葉で書かれた文字は、教科書の無機質な文字よりも読みやすいです。

 

テストの重要性

 

テストは代表的な検索練習の例です。小テストや定期テストなど、みなさんかなりテストに対して嫌なイメージを持っていると思います。

 

ですが、勉強法としてはこれほど役に立つものはありません。科学的にもベストな勉強法としての1つなのに、学校のテストだけではあまりに数が少なすぎます。本当は「毎日」テストをして欲しいくらいですから。

 

なので、自分でテストを作ってしまいましょう!

 

先生としては毎日テストを作るのにはかなり大変な作業になりますし、ただでさえ忙しい先生たちに無理をいうわけにもいきません。そこで、自分で作ってしまうというのが1番の手です。

 

たとえば、「325年にコンスタンティヌス帝がニケーア公会議を開催」という文章なら、「325年にニケーア公会議を開いたのは誰?」というように自分が大事だと思ったところでいいのでクイズ形式にしてしまいます。

 

このように問題にしてしまえばその過程で内容をより細かく理解することが必要になるため、教科書の理解度もよりいっそう深まっていきます。自分で率先して問題を作っているため、脳も受け身の形にならずに覚えやすくなりますしね。

 

このように、もし「勉強の時間は多くとっているのに結果がついてこない…」と言った悩みにぶつかった時は検索練習を勉強に取り入れてみることをオススメします!