関関同立への最短の道

今までの3時間の勉強時間を30分に。部活引退後からでも遅くない、現役生のための勉強法。

勉強を簡単なものにする単純化

私たちの脳は単純さを求めます。

 

情報がシンプルであればあるほど、脳はスムーズに理解してくれます。

 

これは選挙戦でも使われていて、たとえばアメリカの大統領選挙ではオバマ元大統領の「Yes, We can(私たちならできる)」や、トランプ大統領の「Make America Again (アメリカをもう一度偉大な国に)」などがあります。

 

このようなシンプルなキャッチフレーズを使うことで、これを聞く人々に強烈なイメージを焼き付けることができるんです。

 

純化はもちろん、勉強をするときにも使えます。

 

あなたは何かを学ぶとき、「あれもこれも全部覚えないと…」という心理状態にハマってしまった経験はありませんか?

 

定期テストや模試で高得点を狙おうとしたときに陥りやすく、教科書の内容をこと細かに覚えようとして、でも覚えられずに結局やる気を失ってしまうパターン。

 

この状況は「単純化」ができていないのが原因です。

 

先ほども伝えましたが脳は複雑なものを嫌います。なので、いま現在やっている勉強のコア(核)を意識してください。

 

今やっている勉強の大切なところをできるだけ絞るんです。

 

そうすることで、脳は余計な要素を頭に詰め込まなくて良いので思考がスッキリします。

 

一般に頭の良いとされる人はこれが自然にできている可能性が高く、複雑なことを複雑なまま理解するのではなく、複雑なことをできるだけ簡単にして頭の中に残しています。

 

さて、実際にこれを勉強のどの場面で使うのかということですが、

 

「理解」が必要な教科で使いましょう。

 

たとえば、数学の応用問題。

 

こういった問題は途中式が複雑で、理解するところも覚えなくてはいけないところも一見すると多いように見えます。

 

ですが、どんな数学の問題も基礎的な知識をどう組み合わせるかという、頭の柔らかさを試されているパターンが多いです。

 

なのでそこを意識して、難しいように見える解法を頭の中で「要するにこれとこれを組み合わせてるだけでしょ」というように簡単に考えましょう。

 

目の前の問題に対する意識が「難しい」から「意外と簡単だな」に変わるだけで脳への定着率が爆発的に変わります。

 

数学が苦手な人やつい細かいところが気になって大事なところが抜けてしまう人は、脳は単純なものを覚えやすいということを覚えていてくださいね!!