関関同立への最短の道

今までの3時間の勉強時間を30分に。部活引退後からでも遅くない、現役生のための勉強法。

心配事の多い受験生に向けた不安解消法

現在、新型コロナウイルスが世界中で大きな影響を与えています。日本も例外ではありません。

 

皆さんももうご存知だと思いますが、日本では非常事態宣言が全国に向けて発令されました。そのことで不要不急の外出が自粛され、多くの学校が休校になっています。

 

今年受験の皆さんは、不安が余計に増す出来事だと思います。

 

春から受験勉強を始めようとしていた人はもちろんですし、この先の夏以降もどうなるかわからない中、夏から勉強を始めようとしていた人も心配ですよね。

 

さらに家から出られないストレスも合わさり、ついつい家で悩み事を考えてしまう時間も増えてしまうという悪循環。

 

そんな悪循環を断ち切るために、科学的な方法を試すことをおすすめします。

 

そこで今回は、「筆記開示」をお伝えしたいと思います。

 

筆記開示とは、ストレスに上手く対処していく方法のひとつです。英語ではエクスプレッシブライティング(Expressive Writing)と言われます。

 

「書く」ことは昔からカウンセリングでも使われてきた不安を取り除く方法として、1980年代から心理療法として効果が高いことで有名です。

 

この方法はとても簡単で、「自分の悩みを紙に書きなぐる」だけ。

 

1日に8〜20分間この作業をするだけで幸福度は上がります。

 

友達に悩みを相談したり、話を聞いてもらってスッキリした経験は多くの人があると思いますが、それと同じです。

 

筆記開示には、3つのポイントがあります。

 

①まずは4日間続けること

 

様々な研究結果が出ていて、4週間続けることで大きな効果が現れるという記録もありますが、最初から1カ月間続けろというのは無理があります。

 

4日間連続で続けないと効果が薄れるというのが分かっていますので、最低でも4日間だけは続けてみましょう。

 

②内容

 

紙に書き出す内容はなんでも構いません。「何回も同じ問題を間違ってしまった…」「この教科に対する苦手意識が抜けない…」や、いまの現状なら「ちゃんと受験勉強が上手くできるだろうか」といったものです。

 

ただ、勉強の内容だけだと言うわけではまったくないので、「あいつがムカつく!」とかでもいいですし、言葉にならないなら「とりあえずイライラする!」でも良いです。自分の感情を素直に出してみましょう。

 

③時間は8〜20分間

 

筆記開示では、最低8分間は悩みを書き出してください。8分間も書き続けられないという人は、昨日と同じ内容でも問題ないです。

 

逆に20分間では収まりきらないという人は、悩みが尽きるまで書き続けてください。不安なことを全て書き出すということに意味があります。

 

ぼくは受験生の頃に筆記開示を始めて、2週間ほどで効果が出始めました。

 

自分がしている勉強に対しては常に不安があったので、「この内容をこのように勉強していて合格できるのか」といったことを紙に毎日10〜15分ほど書きなぐっていました。

 

2週間ほどたった頃、日中に心配事を考える時間が減っていたことに気づいたのを明確に覚えています。家にいる時間が長い今、特に効果が出やすいと思うので、ぜひ試してみてください!